その他有価証券とは?
その他有価証券とは、売買目的有価証券、満期保有目的の債券、子会社株式及び関連会社株式以外の有価証券のことで、長期的に保有を目的とした有価証券です。
その他有価証券の決算時の処理
長期的に保有しているその他有価証券は決算の時には時価との評価額を全部純資産直入法で処理をします。
その他有価証券はすぐに売却する売買目的有価証券と違って、長期的に保有を目的とした有価証券です。
損益に計上してしまうと時価の変動によって儲かったりしてしまいます。
良好関係を築くために、長期的に保有を目的としたその他有価証券なのに
損益に計上するのはおかしいです。(取引先がいい顔しないよ😭)
そのため、損益計算書には計上せずに
純資産項目の『その他有価証券評価差額金』で処理をします!
問題✨
帳簿上のその他有価証券額が10,000円を保有しており、決算日がきました。
決算日において、長期保有目的で保有している株式の時価は12,000円である。
なお、評価差額の処理方法には全部純資産直入法を採用している。
時価:12,000円− 帳簿:10,000円 =2,000円 ⏫
帳簿のその他有価証券の価値が2,000円増えているので
貸方にその他有価証券評価差額金2,000円を計上します!
(借)その他有価証券 2,000/(貸)その他有価証券評価差額金 2,000
翌期首の処理
決算が終わって翌期首になりました!(決算お疲れさま〜🍺)
でもまだ終わっていませんよ!
その他有価証券は洗替法によって帳簿上のその他有価証券を取得したときに振り戻す作業をしないといけません!
処理方法
取得した時のその他有価証券:10,000円
決算
(借)その他有価証券 2,000/(貸)その他有価証券評価差額金 2,000
↓洗替法で逆仕訳をする
↓
翌期首
(借)その他有価証券評価差額金 2,000/(貸)その他有価証券 2,000
最後まで読んでくれてありがとうございます♪