「最近、猫背が気になる…」「お腹を引き締めたいけど、何から始めればいいか分からない」「いつかはランニングにもチャレンジしたい!」
そんなあなたに知ってほしいのが、**腹圧(ふくあつ)**という体の使い方。
腹圧を意識できるようになると、姿勢が安定し、腰痛の予防、体幹の強化、そしてトレーニングの効果もアップ!初心者さんでも簡単に始められる内容でご紹介します。
そもそも「腹圧」ってなに?
腹圧とは、お腹の中にグッと圧をかけた状態のこと。風船のように、お腹の中に空気の圧力を作るイメージです。
この腹圧を生み出すためには、次の4つの筋肉が自然と協力して働いてくれます。
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横隔膜(呼吸をする筋肉)
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腹横筋(お腹の奥の筋肉)
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骨盤底筋群(骨盤の底で内臓を支える筋肉)
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多裂筋(背骨を支えるインナーマッスル)
この4つがうまく連動すると、背骨や骨盤が安定し、猫背や腰痛も改善しやすくなります!
腹圧があると何がいいの?
腹圧を意識すると、こんな変化が!
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✨ 姿勢がスッと整う
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✨ 腰への負担が減る
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✨ お腹まわりが引き締まりやすくなる
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✨ 動きがスムーズに&ケガ予防にも◎
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✨ ランニング時の呼吸やフォームも安定
反対に、腹圧がうまく使えないと…
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猫背・反り腰になりやすい
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腰が痛くなりやすい
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トレーニングでお腹だけ疲れてしまう
腹圧の仕組みを簡単に!
腹圧が高まる流れはこんな感じ👇
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鼻から息を吸う → 横隔膜が下がる
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横隔膜が下がることで、お腹の中が押されてふくらむ
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お腹の中で“内圧”がかかり、腹圧がアップ
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吐くときもお腹をしぼませず、広げたまま吐くことで安定感キープ
🔍 ポイント:
「お腹をへこませる」のか「ふくらませる」のか迷ったら、”軽く引き込んだ状態でふくらませる“のがコツ!
どこを意識する?→「下腹部」がカギ!
腹圧を作るときに特に大事なのが**下腹部(おへその下)**です。
✅ 上腹部に力が入ると息が止まりやすい
✅ 下腹部を軽く引き込むと、腹横筋や骨盤底筋群がうまく使える
✅ 自然に呼吸も楽に!
「骨盤底筋」の意識が超重要!
「お尻の穴をキュッと締める」ような意識をしてみてください。
そうすることで…
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骨盤底筋が引き上がる
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腹横筋が自然とONになる
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お腹の中からしっかり支えられるようになる!
つまり、下腹部からグッと内側に引き込む → お腹がふくらむ → 腹圧ON! の流れになります。
ブレーシングとドローインについて理解を深めたい方はこちらも参考にしてください!
↓
トレーニング中の腹圧の使い方
スクワットやデッドリフト、日常の立ち上がり動作でも、腹圧を意識するとグッと安定!
ポイントはこの3つ
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動作前に軽く下腹を引き込む
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お腹を広げるように呼吸(止めない)
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背中を反らさず、丸めずに体幹をキープ!
「難しい…」と思ったら、まずは呼吸と腹圧だけの練習からスタートしてOK!
おすすめエクササイズ:ストレッチポールで腹圧トレーニング
① セットポジション
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ポールに仰向けで寝て、膝を立てる
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足は骨盤幅、手は床へ
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頭・背中・骨盤がポールにしっかり乗るように調整
② ドローイン(お腹を軽くへこませる)
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息を吐きながら、下腹部をスーッと内側へ引き込む
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ポールとの接地を感じながら5秒キープ × 5回
③ ブレーシング(お腹をふくらませて固める)
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ドローイン状態を保ちつつ、鼻からゆっくり吸う
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お腹の前・横・背中へ広がるように意識
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圧を感じたら5秒キープ → ゆっくり吐く
🟢 背中側(ポールとの接地面)に空気を押し込むイメージがコツ!
最後に|一歩踏み出すあなたへ
「姿勢を良くしたい」「お腹を引き締めたい」
そんな想いがあれば、腹圧を意識するだけで体の使い方が変わります。
腹圧を味方にすれば、トレーニングもランニングももっと楽しくなるはず!
今日から5分だけ、呼吸とお腹の感覚に向き合ってみませんか?
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